富士金網製造株式会社

じゃかご(円筒形じゃかご)

じゃかごのイメージ1
じゃかごのイメージ2
・法覆工 ・護岸工 ・根固工 ・水制工 ・摺付け工
・ドレン工
1)完全じゃかご
「完全じゃかご」とは、所望の長さNmより胴網を一定長さ、あらかじめ取り蓋用丸輪と止輪を用い、胴網を蓋用丸輪の取付部で折り曲げ、止輪に巻き付けてなる、「じゃかご」です。

2)片完全じゃかご
「片完全じゃかご」とは、1)3)の中間で、片方の端を完全かごの片方に蓋を取り付けてなる「じゃかご」で、所望の長さが長い場合に主に用います。

3)普通じゃかご
「普通じゃかご」とは胴網の両端に丸蓋を取り付けてなる「じゃかご」です。
蓋のイメージ
胴網のイメージ
日本蛇籠協会「蛇籠(じゃかご)の知識」 昭和38年10月初版 平成3年2月再版より 「じゃかご」は、その性質上詰石により潰れて楕円形となり横に広がるから、ダレしろを診てじゃかごの数を割り出す。じゃかごの種類により幾分差があるが、大体間隙を10cm前後とみて計算するとよい。のり覆じゃかごの敷設標準員数は、次のとおりである。

胴 径(cm)
φ45
φ50
φ60
縦断延長1.0m当たりの本数
2
1.8
1.5

■完全じゃかご
部品名
個 数
胴 網
1
胴 輪
N-1
蓋用輪
2
止 輪
2
松葉線
N
■片完全じゃかご
部品名
個 数
胴 網
1
胴 輪
N-1
1
蓋用輪
1
止 輪
1
松葉線
1
■普通じゃかご
部品名
個 数
胴 網
1
胴 輪
N-1
2
蓋用輪
止 輪
松葉線
N
網目
胴径
線径
4.0mm(#8)
線径
3.2mm(#10)
10cm
45cm
50cm
60cm
3.5kg
4.0kg
4.7kg
2.3kg
2.6kg
3.1kg
13cm
45cm
50cm
60cm
2.8kg
3.3kg
3.8kg
1.8kg
2.1kg
2.4kg
15cm
45cm
50cm
60cm
2.5kg
3.0kg
3.4kg
1.7kg
2.0kg
2.2kg

寸 法
網目
詰石
所要量
(㎥)
組立
据付
(人)
石詰
(人)
作業員
合計
(人)
10cm
45cm
60cm
3cm
4cm
5cm
6cm
3cm
4cm
5cm
6cm
0.43
0.57
0.72
0.86
0.76
1.02
1.27
1.52
0.19
0.24
0.27
0.31
0.21
0.26
0.30
0.33
0.32
0.45
0.57
0.68
0.52
0.69
0.85
1.01
0.51
0.69
0.84
0.99
0.73
0.95
1.15
1.34
13cm
45cm
60cm
3cm
4cm
5cm
6cm
3cm
4cm
5cm
6cm
0.43
0.57
0.72
0.86
0.76
1.02
1.27
1.52
0.19
0.24
0.27
0.31
0.21
0.26
0.30
0.33
0.31
0.43
0.55
0.64
0.49
0.63
0.81
0.96
0.50
0.67
0.82
0.95
0.70
0.89
1.11
1.29
15cm
45cm
60cm
3cm
4cm
5cm
6cm
3cm
4cm
5cm
6cm
0.43
0.57
0.72
0.86
0.76
1.02
1.27
1.52
0.19
0.24
0.27
0.31
0.21
0.26
0.30
0.33
0.31
0.40
0.50
0.60
0.45
0.60
0.75
0.91
0.50
0.64
0.77
0.91
0.66
0.86
1.05
1.24

-部品-

じゃかご1本につき、次の部品が必要です。

A. 胴網:1本
B. フタ:2枚
C. 中輪:かごの長さ1m毎に1個
(例. 5mのときは4個)
D. 詰石穴閉じ線
じゃかごの部品のイメージ

-荷解き-

部品別に荷造りしてありますので、「送り状」と照合して荷数を確認してください。組立現場でそれぞれの荷作りを解き、必要な数を取り出してください。その場合、胴網を1本毎に束ねてある針金(結束線)は解かないように注意してください。

-組立て(吊下げ法)-

1. 竹または丸太で、図のような枠を用意してください。

2. 胴網1本を枠の下に置き、結束線全部を解き外します。二人1組になり、赤ペンキを塗ってある箇所(詰石穴の部分)を持ち上げ、網を広げながら静かに枠の吊り手にひっかけて、胴網を吊り下げてください。

3. 列線の出入りにより末端が不揃いになっているときは、とび出した線の両端を二人で持って廻すと出入りがなおります。この場合、とび出した部分を決して切り取らないように注意してください。

吊り下げ法のイメージ
4. 一方の端から、中輪1個を送り込み、1m入ったところで直角に立て、胴網にはめこむと、その部分は円筒形になります。他方の端から、中輪を必要な個数だけ胴網の中におくりこみ、お互いが1mの間隔をとるように位置をきめ(詰石穴と詰石穴の中間でよい)、その位置で中輪を直角にたて、胴網にはめこんでください。これで胴網の全長が円筒形になります。

5. 胴網を枠の吊り手から外して地上におろしたのち、地上組立法 4.項と同じ要領で、両端にフタを取付けてください。

-組立て(地上組立法)-

1. 胴網1本を地上におき、右端の結束線だけを解き外します。そして胴網の右端をお横に広げてください。

地上組立法のイメージ1

2. ひろげた口から中輪1個を送り込み、1m入ったところで直角に立てて胴網にはめこむと、胴網の右側は円筒形になります。

地上組立法のイメージ2

3. 胴網の残りの結束線を全部解き外してください。胴網の左端を広げ、そこから中輪を必要な個数だけ胴網の中に送り込み、お互いが1mの間隔をとるように位置を決め(詰石穴と詰石穴の中間でよい)、その位置で中輪を直角に立て、胴網にはめこんでください。これで胴網の全長が円筒形になります。

地上組立法のイメージ3

注)最初から胴網の結束線を全部解き外して広げると、列線の出入りを生じ、末端が不揃いになります。この場合は、必ず不揃いをなおしてから中輪を入れてください。不揃いのままでとび出した部分を切り取ると、必ず他方の端がそれだけ短くなり、検査に合格しませんからご注意ください。

4. 胴網の両端に夫々フタをあてがい、胴網端末の曲げしろを巻付用パイプを使ってフタ輪に2回以上巻き付けてください。

地上組立法のイメージ4

-据付け-

1. 組立ての終わったじゃかごは、所定の位置まで運び、据え付けます。その場合は、赤ペンキの塗ってある詰石穴が上面にくるよう、じゃかごをまわしなおしてください。

2. 胴網には、1m毎に1箇所の詰石穴が一列に並んであけてあります。(穴の箇所は、網目が外れており、赤ペンキが塗ってあります。)この部分の針金を上の方に起こして、石を入れ易くしてください。

据付けのイメージ1

3. 石を詰め終わったら、針金を押し下げて穴をもとのように戻してから、詰石穴閉じ線を通し、ハンドルを使って閉じ線をねじ合わせ、締め付けてください。

据付けのイメージ2

注)詰石穴閉じ線を使わずに、つるはしの先などで直接列線をねじ合わせることはおやめください。

国土交通省 北海道開発局 帯広開発建設部発注
鞍掛水制工 φ4.0×130 胴径60 鞍掛水制工のイメージ
聖牛水制工 φ4.0×130 胴径60 聖牛水制工のイメージ
柵牛水制工 φ4.0×130 胴径60 柵牛水制工のイメージ
「じゃかご」の水制工の効果 「じゃかご」の水制工の効果のイメージ



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