富士金網製造株式会社

高耐久性築堤マット(L・Lマリンマット)

高耐久性港湾築堤マットとは、耐摩耗性、耐候性に優れた高密度ポリエチレン被覆線を使用したふとんかごです。

従来の大型網かごの機能をそのままに線材の耐久性を考慮し、恒久的な洗堀対策工法を実現する築堤マットです。
国土交通省 新技術情報提供システム(NETIS) 登録済
技術名称:LLマリンマット 登録番号:KT-000124-V (旧登録)
北海道建設部 新技術情報システム 登録済
技術名称:LLマリンマット、SGマット 登録番号:20024009
・海洋構造物の洗堀防止対策 ・人工リーフ、藻場の造成
海岸侵食対策の離岸堤構造において、基礎構造の恒久化をはかるために「L・Lマリンマット」を離岸堤の洗掘対策に「築堤マット」として採用する事によって、従来の材質(めっき鉄線)では得られなかった優れた耐久性を発揮します。(30年 から50年以上)ともすれば、従来のものでは網かごの腐食また摩耗による断線によって、中詰材が流失し離岸堤基礎部の損傷により消波ブロック等の上部構造物そのものが破壊され復旧に多大なコストを費やすという悪循環がみられます。このような問題を解決するのが「L・Lマリンマット」です。

海岸線を守る、あるいは積極的に砂浜を作っていく事を考えている方々へ提案する最適な工法です。

地球温暖化が懸念される中で、異常気象とも言える気候の変化により本来保全されるべき自然の護岸景観・砂浜等が高潮等の影響で目覚ましく侵食され、さらにその後背地まで荒廃する現象が指摘されています。「L・Lマリンマット」を使用することにより、離岸提構造において優れた耐久性を保持できます。

海洋生物に良質な棲息環境を提供、養殖・育成を促し、豊かな海の発展と、つくり育てる漁業へ

国土のまわりを海にかこまれた島国日本、その食生活は古くから水産資源に依存しています。豊かな海を守り、育てる漁業をめざすことは水産業界の将来に向けた重要課題のひとつです。自然石を使用した工法は石材の性質(空隙、多孔質構造)により海流の分散、さまざまな渦流を発生させ海藻の胞子の定着を促し藻場の成育を促進させ、海洋生物に対し良好な増殖礁として機能します。自然環境に対する有害物質を一切含まず、環境にやさしい藻場、漁礁構造をめざします。

じゃかご用PE被覆線

- L・Lマリンマット Hタイプ 規格表 -

型式
金 網
芯線径
(mm)
被覆外径
(mm)
枠 線
芯線径
(mm)
被覆外径
(mm)
形状・寸法
H×W×L
(m)
網 目
(mm)
定 価
(本)
6㎥型
φ4.0
φ9.0
φ6.0
φ11.0
1.0×2.0×3.0
100
130
150
¥133,500
¥111,500
¥99,500
3㎥型
φ4.0
φ9.0
φ6.0
φ11.0
1.0×1.5×2.0
100
130
150
¥85,000
¥72,000
¥64,500
3㎥型
φ4.0
φ9.0
φ6.0
φ11.0
0.5×2.0×3.0
100
130
150
¥103,000
¥86,000
¥76,500
*100本:単位価格

- L・Lマリンマット Rタイプ 規格表 -

型式
金 網
芯線径
(mm)
被覆外径
(mm)
枠 線
芯線径
(mm)
被覆外径
(mm)
形状・寸法
H×W×L
(m)
網 目
(mm)
定 価
(本)
6㎥型
φ3.2
φ7.0
φ4.0
φ9.0
1.0×2.0×3.0
100
130
150
¥83,000
¥68,500
¥60,500
3㎥型
φ3.2
φ7.0
φ4.0
φ9.0
1.0×1.5×2.0
100
130
150
¥55,000
¥46,000
¥41,500
3㎥型
φ3.2
φ7.0
φ4.0
φ9.0
0.5×2.0×3.0
100
130
150
¥70,500
¥57,500
¥50,500
*100本:単位価格
項 目
形状・寸法
単位
数量
規 格
H1.0×W2.0×L3.0(6.0㎥型)
100
中詰材
中割石 30~300 kg/個
640
バックホウ運転
山積0.8(平積0.6㎥)
h
104.8
ラフテレーンクレーン
4.9トン
h
83.2
世話役
10.0
特殊作業員
14.5
普通作業員
80.0
雑材料
上記計の%
%
5.0

項 目
形状・寸法
単位
数量
規 格
H1.0×W1.5×L2.0(3.0㎥型)
100
中詰材
中割石 30~300 kg/個
320
バックホウ運転
山積0.8(平積0.6㎥)
h
57.7
ラフテレーンクレーン
4.9トン
h
45.8
世話役
9.0
特殊作業員
11.6
普通作業員
64.0
雑材料
上記計の%
%
5.0

項 目
形状・寸法
単位
数量
規 格
H0.5×W2.0×L3.0(3.0㎥型)
100
中詰材
中割石 30~300 kg/個
320
バックホウ運転
山積0.8㎥(平積0.6㎥)
h
57.7
ラフテレーンクレーン
4.9トン
h
45.8
世話役
9.0
特殊作業員
11.6
普通作業員
64.0
雑材料
上記計の%
%
5.0
*H-タイプ、R-タイプ共用
*中詰材の規格は地区により異なります
以下展開図は、標準規格であり、現場の状況に併せて変更可能です。

- L・Lマリンマット Hタイプ 展開図 -

規格:φ9.0(4.0)×100,130,150 1.0×2.0×3.0 6.0㎥型(8点吊り)



● 材料表
記 号
部 材
規 格
記号1
ひし形金網
φ9.0mm(4.0mm)×100,130,150 
記号2
枠線
φ11.0mm(6.0mm)
補強線
φ9.0mm(4.0mm) L=2.00,3.00
記号3
組立用コイル
φ9.0mm(4.0mm) L=1.00 
記号5
ワイヤー取付用コイル
φ9.0mm(4.0mm) L=1.00
記号4
ワイヤーロープ
φ12.0mm 


規格:φ9.0(4.0)×100,130,150 1.0×1.5×2.0 3.0㎥型(6点吊り)


展開図のイメージ2

● 材料表
記 号
部 材
規 格
記号1
ひし形金網
φ9.0mm(4.0mm)×100,130,150 
記号2
枠線
φ11.0mm(6.0mm)
補強線
φ9.0mm(4.0mm)
記号3
組立用コイル
φ9.0mm(4.0mm) L=1.00,1.50
記号5
ワイヤー取付用コイル
φ9.0mm(4.0mm) L=1.00
記号4
ワイヤーロープ
φ12.0mm 


規格:φ9.0(4.0)×100,130,150 0.5×2.0×3.0 6.0㎥型(8点吊り)


展開図のイメージ3

● 材料表
記 号
部 材
規 格
記号1
ひし形金網
φ9.0mm(4.0mm)×100,130,150 
記号2
枠線
φ11.0mm(6.0mm)
記号3
組立用コイル
φ9.0mm(4.0mm) L=0.50,1.00
記号5
ワイヤー取付用コイル
φ9.0mm(4.0mm) L=0.50
記号4
ワイヤーロープ
φ9.0mm 



- L・Lマリンマット Rタイプ 展開図 -

規格:φ7.0(3.2)×100,130,150 1.0×2.0×3.0 6.0㎥型(8点吊り)


展開図のイメージ4

● 材料表
記 号
部 材
規 格
記号1
ひし形金網
φ7.0mm(3.2mm)×100,130,150 
記号2
枠線
φ9.0mm(4.0mm)
記号3
組立用コイル
φ7.0mm(3.2mm) L=1.00
記号5
ワイヤー取付用コイル
φ7.0mm(3.2mm) L=0.30
記号4
ワイヤーロープ
φ12.0mm 


規格:φ7.0(3.2)×100,130,150 1.0×1.5×2.0 3.0㎥型(6点吊り)


展開図のイメージ5

● 材料表
記 号
部 材
規 格
記号1
ひし形金網
φ7.0mm(3.2mm)×100,130,150 
記号2
枠線
φ9.0mm(4.0mm)
記号3
組立用コイル
φ7.0mm(3.2mm) L=1.00,1.50
記号5
ワイヤー取付用コイル
φ7.0mm(3.2mm) L=0.30
記号4
ワイヤーロープ
φ12.0mm 


規格:φ7.0(3.2)×100,130,150 0.5×2.0×3.0 6.0㎥型(8点吊り)


展開図のイメージ6

● 材料表
記 号
部 材
規 格
記号1
ひし形金網
φ7.0mm(3.2mm)×100,130,150 
記号2
枠線
φ9.0mm(4.0mm)
記号3
組立用コイル
φ7.0mm(3.2mm) L=0.50,1.00
記号5
ワイヤー取付用コイル
φ7.0mm(3.2mm) L=0.30
記号4
ワイヤーロープ
φ9.0mm 


構成部材は、パネル式を採用しているため組立および取扱いが容易で特殊技能が不要である。写真は、海岸用(築堤用)の施工方法。河川用もパネル式を採用しているため、従来の施工方法と同様である。
1. パネル展開 パネル展開のイメージ
2. 側面取付け(結合コイル巻付) 側面取付けのイメージ
3. 組立て完了 組立て完了のイメージ
4.石詰め作業 石詰め作業のイメージ
5. 完成 完成のイメージ
6.吊り上げ・転置 吊り上げ・転置のイメージ
仮置状況のイメージ
↑仮置状況5回目(歪率基準10.0%以下
試料平均歪率9.9% OK)
吊場状況2回目
吊場状況のイメージ
線材被覆強度実験のイメージ
石材投入時の衝撃を想定し、被覆強度を確認

北海道 小樽土木現業所発注
銭函海岸道単局部改良工事
マリンマットHタイプ 施工イメージ1
千葉県 銚子土木事務所発注
名洗港犬若地区名洗港改修工事(その3)
マリンマットRタイプ 施工イメージ2
国土交通省 北海道開発局
網走開発建設部発注
能取漁港西護岸基礎部建設工事
マリンマットRタイプ 施工イメージ3
国土交通省 北陸地方整備局
金沢工事事務所発注
美川地区離岸提災害復旧工事
マリンマットHタイプ スロープ式 施工イメージ4
和歌山県 日高振興局 建設部発注
平成16年度 16災99号の2
美浜海岸災害復旧工事
マリンマットHタイプ 施工イメージ5
鹿児島県 指宿土木事務所発注
鹿児島県指宿市山川町岡児ヶ水地内
県単河川等防災工事
マリンマットHタイプ 施工イメージ6
展開図のイメージ6
著作:北海道東海大学 工学部 名誉教授 工学博士 竹田英章

- 海洋構造物の設計条件の整理と分類 -

展開図のイメージ6材料表

上記表において設計条件の重要度は下記のとおりとなる。
  ・波浪安定:   6  ・揚圧力:2
  ・摩擦係数:   4  ・波 力:1
  ・伝達波、反射波:3  ・透過流:1

上記重要度に基づき下記実験を行う。
・石かごの波浪安定、摩擦係数および透水層堤としての伝達波・反射波の重要度合が高い。
・波浪安定については、造波水路で実験を行う。
・摩擦係数については室内試験を行う。
・伝達波・反射波については直立透水層としての計算を行い、伝達率の実験結果と比較する

- 実験方法 -

造波水路は長さ8m、幅0.6m、高さ0.8mで、造波装置はピストン型の反射吸収式である。実験は規則波で行った。
LLマリンマットの模型は、金網で長さ6cm、幅4cm、高さ2cmの枠を作り、その中に石を詰めた。

実験模型のイメージ

石かごの比重試験(模型)
61個、空中重量6200g(101.6gf/個)、水中重量4220gf(69.2gf/個)、空隙を除い体積1980㎤(32.46㎤/個)、比重31.3、空隙率0.32

- 波浪安定係数の検討 -

模型の配置のイメージ

波浪安定係数KD
石あるいはコンクリートブロックの波浪に対する安定重量はハドソン式によって求められる。
ハドソン式のイメージ

実験結果から安定~不安定における波高の境界値を図に示すと以下の通りとなる。

石かごの安定限界波高のイメージ

なお、ハドソン式のKD値については、実験は法勾配1:3で実施している。法勾配1:2以上ではKD・cotθの値は一定となるが、ここでは安全側をとって2ではなく3で除すると、安定4.3、安全限界6.1、不安定7.1、となる。

結論
ハドソン式のKD値としては6.0を提案する。
しかし現地にあっては設計波高H1/3と最高波Hmaxとの関係は水深によって異なるので、それを考慮して設計を行う必要がある。

- 摩擦係数の実験 -

摩擦係数のイメージ

摩擦係数実験結果
① 石かごの設置により、その下の地盤の摩擦係数は石かごがない場合に比べて大きくなっていた。
② 砕石での斜面実験では、金網によるすべり止め効果が期待できた。しかし、玉石でのバネ秤による実験ではその効果が得られなかった。中詰石が砕石玉石によって異なるものと考えられる。
③ 中詰めが砕石の場合、0.8以上の値が得られたので、安全をみて0.7を設計に採用できると考えられる。
④ 中詰めが玉石の場合、摩擦係数0.6を設計に採用するのが妥当と考えられる。
⑤ 石かごの段重ねの実験では、中詰が玉石の場合でも0.6以上の摩擦係数が得られた。

- 直立透水層堤の波の反射率と波の伝達率 -

均質な透水層からなる直立堤の波の反射率KRと波の伝達率KTについては文献にyりまとめられておりその計算例が紹介されている。その概要は以下のとおりである。

直立透水層のイメージ1

直立透水層堤の波高伝達率KTについては鋼枠に消波ブロックを中詰めした実験がなされている。その概要は以下のとおりである。

直立透水層のイメージ2

- 波高伝達率の計算結果と実験地との比較 -

波高伝達率のイメージ

結論
石かごの離岸堤の波の反射率は0.5~0.6、波の伝達率は0.3~0.6である。


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